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千ヶ峰とは?|神河町にそびえる山と「仙ヶ峯」、龍脈の物語

  • 17 時間前
  • 読了時間: 5分

ミロクの郷のサイトを見ていると、以前から気になっていた場所があります。


「靈峰千ヶ峰の龍脈」千ヶ峰。


どんな山なのだろう。

これまで編集部では、兵庫県神河町について調べるところから始まり、「四神相応」、そして「東経135度」と、この土地について少しずつ辿ってきました。

その中で、どうしても素通りできなくなったのが「千ヶ峰」です。

今回は、ミロクの郷がある神河町の風景をもう少し広く見渡しながら、千ヶ峰という山と、この土地に残る物語を調べてみることにしました。


北播磨最高峰、千ヶ峰

千ヶ峰(せんがみね)は、兵庫県神崎郡神河町と多可郡多可町の境に位置する、標高1005.2メートルの山です。

神河町観光協会によると、北播磨最高峰で、関西・近畿百名山、兵庫50山のひとつにも選ばれています。

山頂に立つと、360度に視界が開けます。

晴れた日には、遠く明石海峡大橋まで見渡せるのだそうです。

幾重にも重なる山々。

その先まで続いていく景色を一度目にしてから、この山に残されている物語を辿ると、「千ヶ峰」という山が少し違って見えてきます。


「千ヶ峰」と「仙ヶ峯」― 山に雨を願った人々

千ヶ峰について調べていて、二つの表記があることに氣付きました。

神河町観光協会によると、古文書の中には千ヶ峰を「仙ヶ峯」と記したものもあるそうです。

現在の「千」ではなく、「仙」。

なぜこの文字が使われていたのか。残念ながら、今回確認できた資料だけでは、その理由までは分かりません。

一方、現在の「千ヶ峰」という名前については、周囲にある数多くの山々の中で「最も秀でた峯」だったことから、「千ヶ峯」と名づけられたという説も伝えられています。

そして、この山にはもう一つ、人々との深い関わりを伝える話が残っています。

播磨地方が日照りに苦しんだとき、千ヶ峰では盛大な雨乞いが行われていたそうです。

神河町観光協会には、この山で雨乞いをすると「千石、万石の恵みの雨が降る」と伝えられていることも紹介されています。

雨が降るかどうかが、その年の作物や暮らしを左右していた時代。

千ヶ峰は、ただ遠くから眺める山ではなく、人々が雨を願い、暮らしを託してきた山でもあったのでしょう。

「仙ヶ峯」と記された古文書。「多くの山の中で最も秀でた峯」という名前の由来。そして、山に雨を願った人々の記憶。

それぞれの話を辿っていくと、千ヶ峰が長いあいだ、この土地に暮らす人々のすぐそばにあった山だったことが見えてきます。


山から水へ。神河町を流れる越知川

神河町は、町域のおよそ8割を山林が占め、千ヶ峰をはじめとした1000メートル級の山々に囲まれています。

そして山々の間には、小田原川、市川、越知川などの清流が流れ、その川沿いに集落がつくられてきました。

つまり、神河町の風景そのものが、

山があり、水が流れ、その水のそばに人の暮らしがある。

そんな形をしています。

そして、ミロクの郷 キセキノ神河があるのは、神河町越知。

この地域を流れているのが、越知川です。

千ヶ峰について調べ始めたはずなのに、山を辿っていくと、いつの間にか水の話になり、越知川へとつながっていきました。

そこで、最初に気になっていたもう一つの言葉に戻ります。

「龍脈」です。


ミロクの郷が伝える「千ヶ峰の龍脈」

「千ヶ峰」について調べていく中で、最初に氣になっていた言葉に戻ってきました。

「靈峰千ヶ峰の龍脈」

「龍脈」とは、もともと風水で使われる言葉で、山々の連なりを龍の姿になぞらえ、大地の「氣」が流れる道筋として捉える考え方です。

ミロクの郷のサイトには、この土地について、

「私たちは今、この御神体に囲まれた、まさに地球の生命エネルギーが流れる『龍脈』に立っています。」

と綴られています。

そして、その源として語られているのが千ヶ峰です。

千ヶ峰から流れる力、山々に囲まれた土地、そこを流れる水。

ミロクの郷では、そうしたこの土地のつながりを「靈峰千ヶ峰の龍脈」として大切にしています。

今回、千ヶ峰という山を辿り、雨を願った人々の記憶や、山と水とともに続いてきた暮らしを知ったことで、編集部にも「千ヶ峰の龍脈」という言葉が、最初に目にしたときより少し身近に感じられるようになりました。


なぜ、土地を知ることから始めるのか

ミロクの郷について知ろうとすると、建物や施設だけを見ていても、「なぜこの場所なのか」は分かりません。

千ヶ峰について調べてみると、そこには雨を願った人々の記憶があり、山と水に寄り添ってきた暮らしがありました。

そしてミロクの郷では、この土地を「靈峰千ヶ峰の龍脈」として大切にしています。

こうして土地の背景を一つずつ辿っていくと、ミロクの郷がなぜ神河町という場所を選び、ここを「素に還る場所」として大切にしているのか、その想いも少しずつ見えてくるように思います。


写真や言葉だけでは分からないものが、きっとあります。

山に囲まれた景色。

越知川を流れる水。

風の音や、季節によって変わる空気。


もし機会があれば、ぜひミロクの郷を訪れてみてください。

何かをするためではなく、ただそこに身を置いてみる。日常から少し離れて、自分だけの時間を過ごしてみる。

千ヶ峰の麓、神河町という場所で、それぞれの「素に還る時間」を見つけていただけたらと思います。


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