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龍宮伝説

ミロクの郷の前には「椀貸淵」という淵があります。

そこには、竜宮城伝説が伝わっていました。

昔、淵の中央には大きな岩があって、昔は椀を借りたいと思うものは、前夜にこの淵に向かい、数をいって頼んでおくと、次の朝は必ずこの岩の上に、そのとおりの椀が出してあったという伝説がある。

後の椀ひとつ毀して返したものがあってから、

貸さぬようになったそう。

この「貸椀淵」は、底が「龍宮城に通じている」という口伝が遺されている。

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貸椀淵

昔々、この地域の集落では、祭りや法事などで椀が足りない時、人々は皆、川の淵にある岩のくぼみに向かいました。

必要な椀の数を書いた紙を置き、丁寧に祈りを捧げると、翌朝、そのくぼみには必要な数の椀が用意されていたと伝えられています。人々は喜び、借りた椀を大切に使い、きれいに洗って、必ずすべてを元の場所に返しました。

しかし、ある時、欲深い者が現れ、椀を返さなかったり、汚れたまま返したり、中には割ってしまったりする者もいました。

次第に椀の数が合わなくなり、ついに、人々がいくら祈っても、二度と椀が現れることはなくなってしまったということです。

人々が自然や神仏からの恵みに感謝し、正直で律儀な心を持っていた時代と、その心が失われてしまった時代を対比させています。この物語は、物や自然の恵みを当たり前とせず、感謝と敬意の念を忘れてはならないという、大切な教訓を今に伝えています。

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越知川の龍宮城伝説

伝説によると、昔、玉田の里に住む若者が、越知川で釣りをしていると、大雨で川が増水し、そのまま川底にある龍宮へと導かれます。

若者は、乙姫様ではなく「龍王」から歓待を受け、夢のような時間を過ごしました。そして地上に戻る際、お礼として玉手箱ではなく、黄金に輝く「金の玉」を授けられます。

地上に戻った若者は、故郷の変わりように驚き、何百年もの長い時間が流れていたことを悟ります。

この若者が龍王から授かった玉を里人に差し出したことから、その地が「玉田」と呼ばれるようになったと伝えられています。

「黄金の玉」:

龍王が若者に授けたのは、玉手箱ではなく

「黄金の玉」でした。

 

奇しくも、ミロクが龍に描くように言われたのも、7本の爪ではなく、七つの黄金の玉でした。

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萬賀里稲荷神社

貸椀淵のすぐ前にあるこの小さな神社は、単なる稲荷神社ではありません。

古くからこの地で語り継がれてきた貸椀伝説において、椀を貸し与えていた「お稲荷さん」そのものであると伝えられています。

伝説によれば、この神社の神様が、祭事などで椀が足りない時に、岩のくぼみを通して必要な数の椀を授けてくださったとされています。

このことから、萬賀里稲荷神社は、自然の恵みや神仏からの恩恵に感謝し、借りたものを大切に扱う心の大切さを、人々に教えてきた存在であると言えるでしょう。

萬賀里稲荷神社は、単に豊穣を司る稲荷神としてだけでなく、「約束」と「感謝」の精神を象徴する場所です。

伝説の結末で椀が現れなくなったのは、人々が感謝と敬意を忘れたからだとされています。萬賀里稲荷神社は、この教訓を今に伝え、訪れる人々に自然や目に見えない存在への敬意を思い出させてくれる、特別な場所です。

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龍がとぐろを巻く
半螺旋の磐座

 

萬里稲荷神社の境内、貸椀淵のほとりには、まるで巨大な龍がとぐろを巻いて休んでいるかのような、不思議な形をした磐座(いわくら)が存在します。

この半螺旋状の岩は、古来より「龍神様がお休みになる場所」として、地元の人々に畏敬の念をもって崇められてきました。

この磐座が持つ神秘的な意味合いは、以下のように伝えられています。

  • 龍脈の鎮護: この磐座は、千ヶ峰から越知川へと流れる龍脈のエネルギーを浄め、この地に留める役割を担っているとされています。

  • エネルギーの渦: 半螺旋状の形状は、宇宙のエネルギーが渦を巻いて降りてくる様子を表し、この場所が宇宙と深く繋がる特別なパワースポットであることを示しています。

  • 貸椀伝説の源: 伝説で椀を貸し与えたのは、この磐座に宿る龍神様そのものであると信じられており、貸椀淵とこの磐座は一体の存在として捉えられています。

 

この磐座は、この場所の霊的な中心であり、訪れる人々に龍神のエネルギーを感じさせてくれる、特別な存在です。

越知川に伝わる龍宮伝説、貸椀の社、そして螺旋の磐座。

この三つの物語が示すのは、この地が太古から続く、特別な龍脈の上に位置する聖地であるという真実です。

そして、その神聖なる物語が、現代において一つの形となりました。

それが、龍脈のエネルギーが集まる場所に位置する「ミロクの郷」です。

ここは、萬賀里稲荷の磐座に宿る龍神の魂と、新たにこの地に鎮座された七本爪の金龍神「龍光大神」の波動が響き合う、特別な場所です。

宇宙の根源の調べ、バッハを記憶する音響熟成杉が奏でる周波数は、この地の神聖なエネルギーを増幅させ、光と熱で浄化する幻の漆喰は、空間全体を清らかな光で包み込みます。

この奇跡的な調和に満ちた空間は、耳には聞こえない可聴領域を超える周波数で、あなたの魂の奥深くへと語りかけます。

 

ミロクの郷は、あなたが都会の喧騒から離れ、本当の自分と向き合うための場所。 古き物語と龍神の光が交差するこの地で、あなたは心の重荷から解放され、最も純粋で、最もありのままの「素」へと還る、唯一無二の体験をする場所です。

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